人間は何かに集中しないと生きられない生き物だ。
仕事でも、遊びでも、子育てでも、料理でも、恋愛でも、スポーツでも、ギャンブルでも。何もしないで過ごすことは、どうにも耐えられない。
なぜか。
残酷な世の中から目を背けたい
人生は辛いことの連続だ。
- 嫌な人間関係
- 病気・老化
- 老後の不安
- 親の介護
- 死の恐怖
それらを忘れるために、あるいは「これがあるから頑張れる」という素材を、人は無意識に探している。
レジャー、趣味、旅行、推し活、アイドル、アニメ、コレクション、筋トレ、仕事、結婚、子育て。これら全てがそうだ。
何もない人生には虚無感が生まれる。パチンコやギャンブルにハマるのも、無意識にそういった理由があるのかもしれない。
私が逃げていたもの
自分の場合、先ほど挙げた全てのことから目を背けていた。
学歴もない、誇れる職歴もない、特技もない。今更仕事で稼げる技量も、転職して新しい環境で努力する勇気も、恥をかく覚悟もなかった。
だからパチンコに答えを求めた。
勝ち続ければそこから逃れられる。お金さえ増やし続ければ、少なくともその時間には生産性がある。パチンコを正義にしていた。
本当の成功で手に入るもの
だが、本当の人生の成功は違う。
苦しいことに立ち向かい、経験を積み、その結果として得た報酬こそ身の丈に合ったものだ。お金が増えれば、それに伴って
- 知識・経験
- 人間性・器の大きさ
- 良い人脈
- スキル・言葉遣い
これらが一緒に手に入る。武器が増えた分だけ、その後の人生が生きやすくなる。
山登りでよく例えられるが、登った人にしか見えない景色がそこにはある。その苦しさを乗り越えないと、底でもがき続けるだけだ。
パチンコで手に入るものはほぼ皆無
パチンコで増やし続ければと言ったが、そもそも論として減り続ける。仮に増やし続けたとして、同じ労力をビジネスに使えば遥かに稼げるし、先ほど言ったような対価も得られる。
パチンコで手に入るものはゼロではないが、ほぼ皆無だ。
宝くじも同じだ。まず当たらないし、他力本願すぎる。仮に大金を手にしたとして、身の丈にない報酬は使い方の限度がわからない。だからその後に悲惨な人生になる人が多いのだろう。
本当の楽しみとは
本当の楽しみは、実力で一生懸命やり遂げた仕事の報酬で、気の合う仲間とワイワイすることだ。一人旅でゆっくりするのも悪くない。それは、自分で積み上げたものがあるから味わえる楽しみだ。
パチンコで過ごした時間を振り返ると、何も残っていなかった。逃げ続けた代償がそれだった。

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