親が自分のためにかけてくれていた保険を、成人したタイミングで引き継いだ。
生命保険とは何か、意味もわからないまま。国民の9割以上が加入しているという事実、親が加入していたこと、テレビのCMで毎日流れていたこと。それだけの理由で「当然入るもの」だと思い込んでいた。
更新のたびに保険営業から説明を受けても、なんとなくしか理解できなかった。「何かあったときにお金が入ってくる仕組み」という程度の認識だ。貯蓄がゼロだった自分にとって、病気になったときの不安を和らげる安心材料として、払い続けていた。
40歳過ぎには月2万円を超えていた
20歳ごろから少しずつ保険料が上がり、40歳を過ぎると月2万円ちょっとになっていた。さすがにしんどくなって、解約したいと営業に伝えた。
「今やめたらもったいない」と言われた。結局、半額の1万円ほどにグレードダウンして加入し続けることになった。
今思えば、これも保険営業の手の平の上だ。
不安を煽って、思考停止にさせる
日本人のほとんどが、内容もわからないまま保険料を払い続けているのが実態だ。
一体どうなったら保険金が支払われるのか。その条件や特例は何か。本当にがんや病気になったとき、実際の療養費用はいくらかかるのか。そういったことを考える暇を与えずに、保険営業は契約を取りにくる。
不安を煽って、思考停止にさせる。少なくとも当時の自分を含め、周りで内容をちゃんと説明できた人はゼロだった。それでも全員が入り続けていた。一種の洗脳に近い感覚だ。
日本には高額療養費制度がある
私は50歳の今でもずっと独身だ。バツなしおじさんだ(笑)。
保険なんて入る必要がなかった。すっかり騙されていた。
もちろん、小さなお子さんがいるご家庭では加入が必要な時期はある。でも子供が成人すればもう必要ないし、何万円も払う必要はなく、数千円で事足りることが多い。
「医療費が心配」という方には伝えたい。日本には健康保険制度と高額療養費制度という、世界的に見ても最強レベルの制度がある。月の医療費が一定額を超えた分は国が負担してくれる仕組みだ。保険営業はこの話をしない。するわけがない。給料が減るから。
都心の一等地に立つ保険会社の豪華なビル、エントランスの美術品。それは私たちが長年払い続けた保険料で建てられたものだ。
保険料が高すぎて生活が苦しいのは本末転倒
万が一のために備えるはずの保険料が、現状の生活を苦しめているなら本末転倒だ。
パチンコをやめてから時間ができて、ファイナンシャルプランナーの勉強をした。保険会社の仕組みや日本の医療制度について学んで、初めて「本当に必要なもの」と「不要なもの」が見えてきた。
知識がなければ、真実を知らないまま一生を終える。それが普通の人の大半だと思う。現状の生活に余裕があるなら問題ない。でも生活が苦しいなら、保険の見直しは必ずやった方がいい。
私は解約一本だった。
パチンコをやめることと、お金を守ることはセットだと思っている。やめ方の全体像はこちらにまとめています。
→ パチンコをやめる方法|完全ガイド
意志だけではやめられない理由と、具体的な仕掛けの作り方はこちら。
→ 意思だけでは無理・複数の仕掛けを作る

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